グリコール酸のケミカルピーリングでニキビ跡の治療をする

皮膚科や美容クリニックでは、一般的にグリコール酸によるピーリングをケミカルピーリングと呼んでいます。
グリコール酸(ヒドロキシン酢酸)は、最もシンプルなα-ヒドロキシン酸(AHA)で、サトウキビ、パイナップル、テンサイ、カンタロープなどに見られます。無味無臭の結晶で水に溶けやすいという特徴を持ち、皮膚への透過性が強いので、医療機関では20%る~80%の濃度で皮膚剥離治療としてケミカルピーリングを行います。
グリコール酸は皮膚表面と反応し、死んだ皮膚の細胞と脂質の結合を弱める働きがありますので、古くなった角質は剥がれ落ち、しわや色素沈着などを改善する効果があると言われています。
ピーリングで皮膚表面の角質を除去すると、サイトカインという物質が出ることが知られていますが、これにより肌の生まれ変わりが活発になりコラーゲンが造成され、皮膚のキメが整い、くすみのない健康な肌へ導きます。
ケミカルピーリングを行うことで、皮膚表面に残ったニキビ跡の色素沈着は、徐々に薄く目立たなくなります。
施術には、幾つか注意点があり、妊娠中や自己免疫疾患のある方などはピーリングが出来ません。薬剤を皮膚に直接塗布するものですので副作用が出ることもあります。施術後は皮膚の免疫機能が弱くなりますので、紫外線対策や保湿には十分な注意が必要です。
ニキビ跡の治療には、2週間に1回程度の頻度でピーリングを行ない、状態を見ながら繰り返すことが必要です。